【きゃさ工房ウクレレ製作⑨】完成!そして、始まる。
ヲータケです、ついにシリーズ最終章!
✔️製作期間9ヶ月!マイウクレレが完成!
もはやタイトルで出オチ感あるけど、
ようやく.....!
ついに.....!!
やっとこさ.....!!!
完成しました!
ヲータケのマイウクレレーー!!
YEAH〜㊗️🎉👐🎉👏🎉㊗️
札幌は八軒にあるウクレレ工房『きゃさ工房』の谷本光氏による厳しくてスケベな指導のもと、2017年5月から製作を開始。
途中、僕がチャリンコで派手に事故ったり、たにもっさんがぎっくり腰になったりと、ブランクを挟みつつも、トータル9ヶ月でゴールしました。
んーー長かった!笑
✔️ポテンシャルは...?
とりあえず、正式な名称(?)は、
"#62 Tebo-lele Leaf concert X ヲータケ仕様"です。長っ。
しかし、
作業割合が【谷本 : ヲータケ = 97% : 3%】くらいだったこともあり、
巷では"3%大竹ウクレレ"と揶揄されるのはここだけの話。
これからは街を歩いてると、"君は3パーーせーーんッ!!"と指さされること請け合いでしょう。
大学のジャズ研究会時代の同期・モリカワ氏にはウケるかなこのボケ...。
線路を戻して、肝心のスペックについて。
超ざっくり言うと、
- ボディはサペリ(マホガニー)、トップはオリーブ
- 指板はオニグルミ(鬼胡桃)
- スルーネック構造
- 一枚の木を"彫る"ことでボディ成形
- 葉の形を模した"リーフシェイプ"
- "クロスブレーシング"の採用
- 小さめのブリッジを採用 etc......
など、"人とは少し違うトガったモノ"が好きなたにもっさんによる、シブめのエッセンスが随所に込められてます。
そして、肝心の音はこんな感じ。
札幌 きゃさ工房ウクレレ試奏動画(手彫レレ リーフ コンサート, 『君をのせて』Ryo Natoyamaアレンジ風)
いかがだろう?
え?
後ろのアフリカンカーテンがなんかテロ組織っぽい??
こまけぇこたぁ良いんだよ。
動画じゃ伝わりきらないのは承知だし、
その上「iPhone 5Sのデフォルトカメラによる簡易的な撮影・録音」「ヲータケの未熟な演奏」もあると思うけど、
この3点を差し引いても、予想をはるかに上回る、本当によく"鳴る"一本だと思います。
実物の鳴りは本当に凄まじいよ。
ことウクレレに関しては毎回鋭い指摘をするたにもっさんも、
『うん、よく鳴るねコレ』とすんなり太鼓判を押してくれてます。
本当に間違いない、はず。
生まれたてなので、これからしっかり愛でていきたいと思います。
素晴らしい楽器として生まれてきてくれてありがとう。本当にありがとう。
そして、これからよろしく。
✔️終わりに
まず、たにもっさん。
9カ月間、本当にお世話になりました🙏
度々、作業の邪魔をしてしまい、ホント気が散るようなことばかりだったと思います。
それに、意外にも僕は手先が不器用だったばかりに、重要な作業はほとんどたにもっさんに任せっきりでした。
おかげでいい1本になったとも思うけど。笑
さらに、いまだから言えますが、
やることなくてヒマなときは、こっそりウルヴァリンのモノマネしたり、
「#ガチ集中する職人さんを横目にふざけてるなう」ハッシュタグでインスタ映えを狙ったりもしていました。
これに関しても重ねて謝罪しておきます。ごめんちゃい。
こんなネタ要素満載の記事でも許容してくれるたにもっさんには頭が上がりませんよホント。
そして、谷本家の皆さんもありがとうございました🙏
特に、谷本家の母・タリホさんには毎回コーヒーやお菓子をご馳走になりました。
貧しくも甘党の僕には天界から与えられた供物に他なりません。またフラッとお邪魔しに行って厚かましくコーヒーを飲みたいと思います。
---------------------
正直、僕は音楽に触れてさえいられたら、どんな楽器でもあまりこだわりはなくて。
ウクレレの前はベースだったけど、それもなんとなく始めただけで。
どの楽器を弾くかは、別に問題じゃなかった。
けど、奥深いウクレレの世界に触れ、まんまとハマってしまった。
ウクレレやっぱり面白い。そして、楽しい。
今回のウクレレ製作は、僕にとっては単なる"楽器づくり"じゃなかった。
これは、モノづくりの深い世界へ踏み込む大きな一歩だった。
"クリエイティヴ"という、字面だけはスタイリッシュで耳障りのいい言葉が跋扈する今日この頃。
でも、本当のモノづくりって、それで言い表せない"何か"で満ちている。
人間が本来持つ素晴らしい「業」や「感性」、「審美性」とか、複雑だけどシンプルな何かで。
そして、何より、その世界に身を浸す職人さんの"モノづくりに取り組む姿勢"は、間近で見ていて本当に痺れた。
札幌の小さい楽器工房には、ワガママなお客さんのワガママすぎる要望を汲みあげ、苦心しながらもゴールを描き、必要な工程を整理し、愚直に木と対話する職人がいた。
手が汚れようが、服が汚くなろうが、時間がかかろうが、作業が難航しようが、暑かろうが、寒かろうが、腰を悪くしようが、徹夜しようが、関係なく進む。
決めたゴールがあれば、ただそこに向かうだけ。
賞賛や感謝が目的ではない。
自分を訪ねてくる人の期待に応えること、そして、ウクレレを媒体に"自分のもつ技術を表現すること"をモチベーションに、またつくる。
イイものが出来上がった時の、谷本さんの嬉しそうな目は忘れられない!笑
贔屓目なしに心の底から思う。
札幌に来て本当によかった。
世界のウクレレ弾きよー!
札幌にすげぇ職人さんがいるぞー!
次の一本はきゃさ工房のたにもっさんに作ってもらえー!!
改めて、たにもっさん、本当にありがとう。
僕は音楽のセンスは皆無だけど、このウクレレが手元に来てしまったからには、こいつが似合うプレイヤーを目指すしかない💪
ここからが、ウクレレ人生の本当のスタート🤟
さ、ウクレレ持って旅しよう
To be continued....!
*ウクレレ製作の過去記事はこちらから!
*きゃさ工房のHPは以下リンクから。